反魂草

 今ごろ、路肩や空き地などに背の高い植物の黄色い花々が咲いているのが目を引きます。それが反魂草(ハンゴンソウ)という植物です。

 昔、おっかあが「CATMINT」という名前のホームページを作っていました。ネコや野鳥など興味のあるものなんでも写真を撮ってはページにしていたのですが、その中に季節を彩る山野草のページもありました。今日はその中のハンゴウソウのページを紹介します。もう15年も前の作です。

ハンゴンソウの仲間4種(すべてキク科)
ここら辺で見かけるハンゴンソウを集めてみました。
左の拡大写真にカーソルを置いてください。その番号の
1~3は北アメリカ原産の帰化種、4は在来種です。
右にカーソルを当てると漢字名が出ます。(すべて多年草)
1と2の花の特徴
・・2種類の形の花が組み合わさっています。


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帰化植物

花は中央の花は黒っぽく、
周囲は明るい黄色。舌状花

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大反魂草

高さ2mになる。
葉は柳状、荒い鋸歯がある。

キヌガサギク↓

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帰化植物

別名をアラゲハンゴンソウ
黒紫状の筒状花と
橙黄色の舌状花からなる。

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衣笠菊

高さ40cm~70cm、葉は多毛

ハナガサギク↓

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帰化植物

別名ヤエザキオオハンゴンソウ
頭花は大形、総ほう片が2列に
並び、濃緑色。

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花笠菊

高さ1~2m、茎は束生、無毛。

ハンゴンソウ↓

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日本種

頭花は大形の散房花序をつくり
小花は多数。


高さ1~2m。
葉は1~2対羽状に全裂。
葉の裏は少しちぢれた細毛ある

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反魂草



名前の由来・・死人の魂を呼び戻すように
葉先が垂れ下がっていることからこの名がついたそうです。
10月になっても①のオオハンゴンソウだけが咲いています。

 f:id:cannon:20200821112732j:plain 我が家のすく近くにある八重のハンゴンソウ「花笠菊」です。自分が子供の頃にもそこにあったのを覚えています。