続・切手でたどる戦争への道

 次は記念切手編です。大戦に突き進んでいった理由は、さかのぼればペリー来航など開国の始まりあたりになるのかもしれません。維新後最初の海外派兵は、1875年江華島事件で、これによって朝鮮を武力で脅して開国させました(ペリーと同じやり方)。以来、朝鮮の権益をめぐって清国やロシアと争うことになります。1945年の終戦に至るまでの70年間ずーっと戦いは続けられました。そんなことを踏まえて、6枚のリーフを見ていただけると幸いです。

 3枚目に「砂糖購入登録原票」なるものを載せたんですが、載せる場所が違いましたね。戦後の食糧不足による物資の配給制が敷かれた証拠のひとつにはなると思います。
 最後6枚目には、自分が30代の時に作ったリーフ、「満州帝国」を合わせて載せます。満州独自の切手たちです。

 

 

 

 この「切手でたどる戦争への道」を作るにあたり参考とした文献をここで紹介します。
     〇さくら日本切手カタログ2001      〇図解近代史 成美堂出版
     〇郵便学者・内藤陽介のブログ http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
     〇台湾の近代史 渡辺利夫 https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=15735
     〇その他、YoutubeWikipediaの関係サイト
 2月に始まったロシアのウクライナ侵攻、以来その戦争はまだ終わっていません。長引くほど犠牲者が増えます。「いいかげん武器を置いたら」と両国に進言する国は現れないでしょうか。我が国は統一教会騒動でそんなどころじゃないですね、…ちょっと情けないですね~。