鎮魂の碑
新聞にこんなコラムが載ってたのを見た父。父がまだ小さい頃我が家からも軍馬として供出させられた愛馬がいたという。眉間によくあるような白斑が尻にあった変わった馬だったがいい馬だったそうだ。もちろん他の軍馬と同じように帰ってくる事はなかったから、そう言う碑があるなら自分も是非花を手向けたい。そう言い出したのは昨日の事だ。
で、父と伯父を連れて本別まで行ってきた。
本別で行われている家畜品評会の会場に使われている敷地のすぐ近く。そばに「牛魂碑」もある。人参や馬草などを手向け手を合わせた。
ウチには親類の農家の馬が写真に残っている。我が家の馬もこんな風に送られたんだろう。終戦後現地で逞しく野生馬として生き抜いたか、現地でも農耕馬として可愛がられたか、きっとそうやって一生を全うしたに違いない、…と信じたいものだ。