ピントとシャッター
次にピントを定めシャッターを切るまでについて説明したい。ファインダーを上から覗きながら左側面のピントノブを回してピントを合わせる。写真のようにピント合わせのためにルーペがついている。
ファインダー中央の小さな○の中の上と下の像が合うようにピントノブを回す。これがなかなか大変だ。構図は両目で合わせられるがピントはやっぱり片目になる。
ピントノブの真ん中の3.5という赤字の場所がピントの合っている距離だ(写真では2.5m)。目盛りは被写界深度を示すものでもある。写真の場合たとえばF22だったら約1.8mから4.5mまでピントが合うと言うことだ。またF4だったら約2.4mから2.7mまでになる、という事だと思う(^^;;。
前回露出計を使って明るさを測り絞り値とシャッタースピード(SS)と決めるところまで説明した。仮にF22、SS=1/100だとすれば、下の写真のように(1)と(2)のふたつのレバーを目盛りに合わせればいい。
やっと撮る準備ができた。まず(3)のシャッターチャージレバーを下に押し下げる。次に(4)のシャッターボタンを押せば写真が撮れることになる。構図を決めピントがずれないように気をつけながら静かにシャッターボタンを押す。((5)はセルフタイマーレバー)
このあと必ずフイルムを巻き上げること。赤窓を見ながら右側についている巻き上げノブを回し次の数字が見えるところまで巻き上げる。今まで何度忘れたことか。
…やっとシャッターを一回押すまでの説明が終わった。