視察研修2日目

 (5)ホクレン肥料センター
広尾港のすぐそばに肥料の荷受け施設がある。海外から船で運ばれてくる原料となる肥料を一時貯留しサビなどの異物を取り除いた後、芽室工場や各JAへ配送する基地だ。それにしても肥料原料の8割は輸入に頼っている。これは正常なことなのか。

 (6)農協サイロ
広尾にある十勝産小麦の貯留施設だ。直径8.8m、高さ33.1mの円柱状のサイロが90基、収容能力は9万トンだ。うちの農協はこのうち4基を使っている。各農協で調整された小麦がここに集まり、製粉会社のオーダーに従って船で首都圏などの製粉工場に運ばれる。一年を通してカラになることはないようだ。写真は建物の6階でサイロのてっぺんだ。

 二日間でまわった場所を地図に載せてみた。
 どの施設も大規模で億の単位の資金が投入されているようだが、効率よく運営されているように感じられた。これは皆農家が寄り集まってこそ可能になることで共同の力の強さの現れだと思う。
 でもとても大きすぎて、農家一人一人の手の届かないところにあるようにも感じるのだ。自分がどうこう言って変わっていくようなもんじゃないんじゃないか?。それぞれの組織・施設の役割を理解しうまく利用していくことが今大切なことだと思う。