赤い鳥小鳥…♪

 百姓(笑)庵の長崎庵主がやってきて
「畑周りの雑木切ってたら赤い鳥がよく来るんだよね。
落ちたソバの実かなにかを食べに来ているようだよ」とのこと。
冬の赤い小鳥と言ったら、あの珍しいオオマシコしかいない。
いてもたってもいられなくなったおっかあがあわてて出かけて行った。
 そして喜び勇んで帰ってきて見せてくれたのが下の写真だ。
   
 やっぱりオオマシコだった。冬の北海道のこのあたりにしかいない野鳥がここ駒畠にも来てくれている。オスが3羽、メスが2羽、動画まで録ったよ。


 「赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い…」という童謡がある。野鳥図鑑によれば赤い小鳥って非常に少ない。夏のベニマシコとこの真っ赤なオオマシコぐらいしかいない。北原白秋作のこの歌の赤い鳥とはオオマシコのことではないか、…と想像してみた。
 ところがgoogleでちょっと調べてみたら、なんと「赤い鳥小鳥」のもととなってるのが北海道十勝で伝わる「赤い山 青い山 白い山」という子守唄とのことだった。その子守唄の作者は十勝のどこかで赤い鳥を見て子守唄を作ったとしたら、それはオオマシコやベニマシコである可能性は高い、ということになるのかな。ちょっとうれしいね。
参考文献:
 童謡「赤い鳥小鳥」の解説
 コラム「北原白秋と帯広」について

 子守唄「赤い山 青い山 白い山」

 歌碑が建立された記事

  北原白秋の活躍の場でもあった「赤い鳥」という童話雑誌の名前の由来は、まだよくわかっていない。主宰した鈴木三重吉の童話「赤い鳥」がもとになるようだと想像できるのだけど。だから、その雑誌「赤い鳥」の名を由来とするフォークグループ「赤い鳥」も、オオマシコのことであるとは限らないね(笑)。