「東京空襲の体験画展」

 百姓(笑)庵の常連の一人、五味和男さんが、まだ幼いころに体験した東京空襲の記憶を水彩画に描き留めた数々の画集があります。それを故郷である東京都墨田区に寄贈。その絵画展が今開かれています。
 場所は東京、すみだ郷土文化資料館。3月末まで。


 五味さんは、空襲で被災後、幕別に移住。開拓農民として厳しい生活を強いられたそうです。その後帯広の印刷会社に勤めるかたわら、数々のスケッチ画をしたため、個展を開いたり、スケッチ画集も出版されています。その一つ「東海道五十三次」は、実際に旧東海道を歩き、思い思いの場所でスケッチしたそのままを本にしたものです。一枚一枚が味わい深く、読み進めるうちにまるで広重のように追体験ができます。希望の方はぜひメールください。3000円です。(百姓(笑)庵には奥の部屋のテーブルに置いてあります)
 

 先日、五味さんの工房を訪れました。以前唐箕のミニチュアを作成された、と言う話をしましたが、廃材を利用して一昔前の道具などを作る、といった趣味もお持ちの人で、数々の作品を拝見することができました。
 

 昭和14年生まれ。飄々とした生きざまに感心しました。いずれ自分もこんな風になりたい…。