あの日から9年

　あの東北の震災から9年です。今年は式典が中止になったらしい。ちょうどウィルス渦でそれぞれに鎮魂の日を迎えることになるのでしょうか。
　先日十勝の海岸方面に野鳥を探しに出かけました。浦幌や大津方面です。広々とした太平洋を眺めているとふと思うのです。
　「今大きな地震が起きたら、どこに逃げよう。海岸線からしばらくは低い平地が広がっている。浦幌だったら吉野ぐらいまで走らないと津波に呑まれそうだ。大津の近くには20ｍぐらいの高台があるんだけど、そこまで逃げ上がるには何分ぐらいかかるだろう。港の人たちはそういうことを考えながら生活しているのかな…」　当時大津港もやられたので、復興整備されたようです。でも人々の生活の場はあの日以前と変わらないように見えます。もしあのような地震がもっと近い十勝沖や釧路沖で起きたら…。鳥を探しながらそんなことをいつも考えています。

　

　

　3月、ちょうどヒシクイ、マガン、珍しいハクガンなど渡ってくる時期なのでそれらに会えるだろうと出かけたのですが、ハクチョウがものすごく多かったですね…何か異常なほど。新聞に載ってたハクガンには会えなかったです。また今度です。