トレーサビリティ

 国内でBSE感染牛が見つかった時期と同じくして、無登録農薬が一部のリンゴなどの栽培に使用されていたことが問題になりました。この時以来、牛肉はもとより私たちが栽培出荷している作物すべてについて生産履歴(トレーサビリティ)の証明が必要になりました。もっとも速やかに実施されたのが牛肉で今では店頭で商品の番号からその牛の出生や飼料名などがわかるしくみができています。私たちが栽培している作物は収穫前に播種日や肥料名、農薬量などの栽培データを記載した書類を出荷先に提出しなければなりません。

 ではアメリカの農産物はいかがでしょう。今問題になっている牛肉をはじめ、麦、とうもろこし、大豆…、さくらんぼ…。牛肉輸入再開の条件にこれを加えるべきじゃないでしょうかね。肉骨粉の不使用とトレーサビリティの確立。無理かなぁ…これじゃアメリカとの貿易ストップになりそうです(笑)