概算払い

 じゃがいもや長芋などは秋に収穫して農協に集められ、その後選果箱詰めされて販売が始まる。でも売り終わるのは来年になってしまうからそれまで農家が受け取る金額は確定しない。肥料代や種子代などのかかった費用はもうすでに支払いを終わっているから一刻でも早く農産物の代金がほしいところだ。で、今の時期、ウチの農協は来年の販売状況を見越して、概算払いという形で農家にある程度の金額を貸しつける方法をとっている。で、来年金額が確定したら返済して本精算をするのだ。
 本年、その概算払いの単価の低いこと!。あきれるほどである。じゃがいもの販売状況は厳しくかつてないほどの不振が続いているそうだ。それから、わりあい希望の持てる状況にある長芋の単価まで抑えられてしまった。「一寸先は闇だから」と言うのが理由。状況がいいだけに少しでも単価を上げてくれれば農協の誠意が農家に伝わると思ったんだがね〜。