WTO農業交渉

 今、世界中の150もの国々がジュネーブに集まって世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が開かれている。日本から若林農相と甘利経産相らが参加、宮田全中会長を始めとするJA代表団も随行している(ウチの組合長も)。
 私達農業者の将来を左右する重要事項についてもなんらかの結論が出されようとしている。その様子は逐一農業新聞で報告されている。

 今日、ある代議士のWTOの緊急情勢報告会があるというので参加した。じつに急なことで、お昼に連絡が来て仕事を中途にして出かけたんだ。話の内容はだいたい農業新聞の通りでもの足りなかった。それでも、途中でジュネーブからの電話で講演が中断したり、すぐにその内容が報告されたりで、世界の動きが刻々変わる緊迫感みたいなものが伝わってきた。
 農業分野は日本にとってはとても不利な状況にある。場合によっては交渉決裂を促すことも必要、という意見もあるけど、日本のせいで決裂した、と言うことになると、本来輸入に頼っている品目がスムーズに入ってこなくなる可能性が出てくるそうだ。たとえば飼料や肥料。…むむむー、こんな所でつながってくるワケか。