農政権交代

 2009衆院選が終わった。自公から民主へ政権交代が現実のものになった。早くから注目されていた当選挙区北海道11区においても、全国の傾向と同じく、農水大臣・財務大臣・党政調会長等を務めた大物、中川昭一氏は、民主党石川知裕氏に大敗した。
 農業を基幹産業とする十勝でもこういう結果になった理由は、なにもあの「もうろう会見」だけではないと思う。3年前から導入された「水田・畑作経営所得安定対策(品目横断的経営安定対策)」によって思うように所得が上がらなくなった十勝農業の現実がある。これはWTO農業交渉の中で生まれた政策でその交渉の中心にいたのが中川だったのだ。
 日米FTAの締結を促進し戸別所得補償制度を敷くと言う民主党。今より悪くなるのか、少しはマシか…。これからずっと注目していかなければならない。

 民主比例から受かった3人についてよくわからないから調べてみた。山崎まや氏は元看護師、工藤仁美氏は札幌パートユニオン事務局長だ。山岡達丸氏についてはこういう記述があった。こんなことちっとも知らずに一票を投じた人も多いんじゃないか。
 同時に投票した最高裁裁判官の国民審査の結果はこちら。不信任票が400から500万もあるのにみんな信任されている。そもそもなにも書かないのが「=信任」と言うのがおかしいね。