TPPと農業

 BS日テレ「深層NEWS」、読売新聞解説委員近藤和行氏は林農水大臣を前にこんなフリップを見せました。

 曰く、いろいろな人に尋ねると牛肉や小麦、コメについては関税をなくしてもいいのではないかという人がいますが、いかがですか。
 これに対し林農水大臣は次のように反論しました。

牛肉についてはもうすでに関税は低く、アメリカ産やオーストラリア産が輸入されている。牛肉オレンジ交渉で苦労して決めたことを今更再びいじる必要はないのではないか。
 小麦については、パンに適したものやラーメンに適した品種など、日本の気候に合ったものが出てきている。国民にとって小麦も主なる食材なので自給する努力は必要である。
 米は減反政策は廃止され、今は生産調整が行われている。けっして米を作ってはいけないということではない。補助金受けずにブランド米の輸出も行われている。大規模化や農地の流動化のため農地中間管理機構を構想、また経営安定対策も進めていく。

 「深層NEWS」というけど、どこが「深層」なんでしょう。
農業のこと、TPPのこと、表面的なこと以外なにも知らない解説委員。結局は、このフリップの映像を電波に載せることが目的だったのでしょうか。やり方が汚いです…。悲しいです。