TPP大筋合意

cannon2015-10-07

 ついにTPPが合意に至った。デフレから脱却して経済成長を促すにはちょうどいい仕組みだったのだろう。また、中国が中心となった経済協定が出来るのもまずいと思ったのだろうね。あれほど多くの各界の人々が反対していたのに、結局決まってしまった。
 テレビでは、多くの輸入品が安くなると大いに歓迎しているように見える。輸入する肥料や飼料が安くなると喜んでいる農家がいたりする。
 交渉内容は、交渉中には非公開だった。交渉が終わったんだから、もうしっかりと公開されてもいいはずだ。小麦のマークアップが45%下げられるとか、甘味資源やでんぷんにも特別輸入枠が設けられるとか、その程度の事しかわからない。農産品以外はどうなの?。輸出品はどうなの?、あるいは、心配されてた医療制度や保険制度は?、ISD条項やラチェット規定は入ってるの?…さっぱりわからない。
 安倍首相は、「農業をはじめとする国内産業への影響を最小限に食い止めるため」TPP総合対策本部を設けたという。やっぱり一番影響を受けるのは農業なんだね〜。