あれから5年

 2万人近くの人々の命を奪った大津波、そして放射能汚染という未曾有の災害をもたらしたあの大震災から5年が経った。深い悲しみを越えて被災地は復興への道を一歩一歩進めているという。特に福島は今でも帰れないところも多く厳しい状況が続いているよう。被災した人々のこの間の悲しみと苦労、これからの苦難を想い測ると、胸が苦しくなってしまう。

 また、その震災以後も、日本中の各所で大洪水、噴火、あるいは、交通事故、そして無差別殺人など、次から次へと不幸な事件が起こっている。天災か人災かなどと一口には言えない、世の中の歯車が狂っているんじゃないだろか。毎日のように日本のあちこちでテロが起こっているのと同じようだよ。
 これからもこんな感じで不遇な事故や事件が起きていくのだろうか。…これから人生を歩んでいく未来ある子供たち、働き盛りの人々は、こんな世の中を、あちこちに潜む危険を縫うように生きていかなきゃならないんだ。もっと安全に伸び伸びと生きていけるような世の中にできないものか。
 そういう未来への責任は、やっぱり自分たちの年代にあるんだろうね。でもそういう人々に限って、政治的に権力争いしてみたり、保身に走ってみたり、無責任で当事者意識がなかったり。実に頼りない老人たちと化している。のんきなもんだよね〜。そういう危険を少しでも排除するために英知を結集しなきゃならない。一刻も早く、頭を寄せ合って力を合わせなきゃならないんだよね。そんなに難しいことではないように思うんだけど、今は、そんなことさえなかなかできないんだ。
 

 ともかくも明日は、鎮魂の日だ。震災だけじゃなく5年の間に日本全国で命をなくした人々に思いをはせたいものだ。
 この26日に北海道新幹線が函館までやってくるとのこと。十勝とは遠く離れていてあんまり恩恵はないと言われている。あまり切符が売れているようではないらしいし、せっかくだからそれに乗って、東北を少し回ってみたいもんだね〜。

 上は、部分日食から1日経った月。沈む直前、あわてて手持ち撮影^^;;。
 ひな祭りが終わったので表紙を替えます。今日の夕景。