九州豪雨

 福岡県朝倉市など九州北部に大きな被害がもたらされて一週間になります。いまだ居所のわからない人がいて、孤立してる人々もいる。家がつぶされ流され、道路は寸断され、その先の田畑や柿園がどうなっているかもわからない…いまだに全容が見えてこないのです。

 私の弟は福岡県小郡市に住んでいます。朝倉市はそこからわずか10数キロしか離れていない。心配になってメールをしてみました。両親や子供たちなど一族は全員無事だとの連絡がありほっとしました。しかし、それは紙一重のことだったのですね。以下、弟からのメールの一部を紹介します。

心配かけますね。五日の雨は午後0時を過ぎた頃から、土砂降りになり、(中略)帰って18時には大雨洪水警報が出て、続いて朝倉や杷木にと立て続けに東側に移っていきました。小郡は佐賀からの山地の切れ目で、朝倉は日田へと続く山地のはじまりです。それが降水線状帯が出来た原因だそうです。こっちはほとんど被害は無かったけど、たまに行く道の駅やうどん屋などは酷い事になってます。国道も通ってるのに、景色が変わってて、暫く観ててようやく理解してます。幾つもの山肌が崩れ、樹木が岩と共に水で流され、集落は幾つも壊滅的な状態です。今は水だけが出ていないらしいです。死者25名不明22名ほどです。暑さと埃で大変だと思います。元に戻るには沢山の時間が掛かると思うし、そして戻れない所もあると思います。悲しくて残念な事です。

 被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 表紙を替えます。7/11朝のジャガイモの畑です。無事に出来秋を迎えたいものです。