何かいいことないかな…

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 昔自分が学生の頃、深夜のラジオから流れてきた曲が耳に留まりました。「何いいことないかな、何かいいことないかな~」何度も繰り返すこの歌詞、なんと適当な歌なんだろ、こんなんでもヒットするんだろか…なんて思ったものです。でも、当時自分もそんな思いを持ちながら学校に通っていました。なんのために生きてるんだろ。何か夢中になれることはないもんだろか、と。

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 今になってなぜそんな他愛ない歌を想い出したのだろう。六十五才を過ぎて経営の一線を退いてこれからは自分のやりたいことをして過ごそう、という今、なんだかあの高校大学に通っていた青春の時代に立ち戻ったような思いに駆られているのかも知れません。
 はて、自分のやりたい事ってなんだろ。今まで生きてきてこれで良かったんだろか。この世に何かを残したいけどそれはいったい何だろ。…そういう焦りみたいなものがグルグル頭の中で廻っているんです。こんなフレーズもあります。


 ♪ 僕が若者と呼ばれなくなって なにより暮らしが大変になったら
   こんな呑気なことばかりは 言ってはゆけなくなるのでしょうか
   それとも僕が年老いて 今この世を去ろうとするその時にも
   寂しく僕は言い続けるんでしょうか 何かしとけばよかったと   ♪

 このブログ「カノン通信」の書籍化、第13巻を作りました。これからこのブログはそんなオヤジの迷い道を記していくことになるのだろうと思います。f:id:cannon:20210529230648j:plain