縁の下の力持ち

 ビートの移植の主役は移植機とそれを引くトラクター、小麦の収穫はコンバイン、芋の収穫ならハーベスタが主役です。でも苗や収穫物を運ぶトラックだって、目立たないのだけどそれなしでは仕事にならない大事な役割を持っています。
 自分が営農を始めてしばらくした頃、新古車の2tファームダンプ三菱キャンターを導入しました。1987年(昭和62年)のことです。以来34年、毎年要所要所でしっかりと働いてくれていたんですが、ついにこないだ手放すこととなりました。

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 写真を探したんですが、何せ主役じゃないのでうまく写ってる写真の少ないこと。一枚目は2002年の小麦刈り。2017年18年の空撮。最後は今年の6月にある荷物を取りに遠出したときの写真です。
 最初の頃はスイトコンを芽室まで運びました。小麦刈り時期には幕別本町の乾燥工場まで何往復もしました。また牛屋さんから堆肥を運んできたり、澱原芋を浦幌吉野の東工連まで運んだりしましたよ。長芋が満載のコンテナ8基を二段積みで幕別まで恐る恐る運んだこともあります。堆肥を満載して横転したとか、二度ほどバスしたとかくらいで、大きな事故もなく無事に勤めきりましたよ。なにもかも懐かしくてね…、愛着のあるダンプでしたね。
 今年、息子が新しいダンプを導入、それをきっかけに自分の手から離れます。淋しいですね~。