春掘り

cannon2006-04-19

 北海道では長芋はだいたい11月始めに収穫適期を迎える。収穫したものは翌年の10月頃まで貯蔵できるので周年出荷が可能な根菜である。しかし貯蔵期間が長くなるほど品質劣化が大きくなるので、翌春の収穫が推奨されている。うちの農協でも約一割を春掘りにまわすよう指導された。我が家では昨年約1ha弱の青果用長芋を作付したがうち13a分ほど残してあったのだ。
 それを今日掘ることにしたんだが、少々(いやかなり)早過ぎた。雪は融けて(融雪材散布4回)土は乾いてきているのに土壌凍結がまだまだひどかった。地表15cmほど地下に最も厚いところで約20cmはある。大きなシバレた土の固まりは掘り取りの邪魔になり掘り上げる長芋を痛める。たった4列だからこそ一日で片付けたかったのに、泣く泣く1列と1/3ほどで中止した。
 収穫用プラウをつけたトラクターは息子がハンドルを握り、私と嫁とでシバレをどかしながら長芋を抜く…嫁のがんばりに改めて驚く。初めての長芋春掘り、反省することもたくさんあるが大きな収穫もあったような気がする。