カーボンオフセット年賀

cannon2008-01-04

 今年届いた年賀状、100枚ほどの中に一枚だけカーボンオフセット年賀というのがあった。大学の先輩の一人からいただいたものだ。同じ農業を営む者としてのメッセージを感じ取ることができた。
 今日のTV番組「地球危機2008」を観た。地球温暖化はもう防ぎきれぬほどのスピードで進んでいる。世界中から大量の食糧を大量のCO2を排出しながら輸入している日本はそのうち毎年2000万トンを廃棄しているという。その量は世界の食糧援助の量800-1000万トンをはるかに超える。食糧自給率は39%だけど木材自給率は20%、途上国の森林を消失させているんだ。それに対抗する方策が省エネ、クールビズマイバッグ…。やれることからとは言うけど、こんな小さなことでなんとかなるのか?と思っちゃう。カーボンオフセットという考え方も大企業が考え出した数字の魔術のようで疑問を感じてしまうのだ。
 もっと画期的な対抗策はないものだろうか。CO2排出削減という意味でも植物を育てる農業の役割は大きいと思うが、森林以上に効率のいい高速光合成プラントみたいなものがあればと思う。