新沼謙治の昔の曲に「津軽恋女」というのがある。
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪〜
という歌詞があるんだけど、昔からとても違和感があった。「かた雪」は降るもんじゃないよなぁ。北国出身の新沼なのにわからないんだろか、…なんてね。
よくよく調べてみたら、こういうことだった。
太宰治の小説から来てるらしい。さらにそれは「東奥年鑑」という大昔の書物に由来するとのこと。もともとは雪の積もった状態を表す7つの雪だった。「かた雪」は人がぬからずに歩けるぐらい表面が硬くなった雪面のことだ。
これだけのことがわかっても相変わらず違和感はあるんだけどね。
今日はお昼頃から雪、とても湿った雪だった。
夜になって本格的な風雨となった。今頃にしては珍しい。