令和 と なつぞら

 新元号が決まりました。「令和」、発表されてから丸一日経ったところだけどもう馴染んできましたよ(笑)。
 「初春の令月にして気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」…今は新春のめでたい月、空気は美味しく風が爽やかです。鏡の前のおしろいのように梅の花が軽やかに咲き乱れ、蘭が咲き終わってもなお香しく余韻を残しています…などと言う意味でしょうか。意味のわからないそれぞれの語句を調べてみたら、なんとなくその情景が浮かんでくるものです。


 朝からの湿った雪が止んで今風穏やかで、その積もった雪が融けてチューリップの芽が顔を出しました。…北海道十勝の今は、いかにもその万葉集の情景に似てるなぁ、と思います(ムリがあるかなぁ^^;;)。

f:id:cannon:20190402114123j:plain f:id:cannon:20190402114020j:plain

 朝ドラ「なつぞら」が始まりました。100作目と言われ、またこの時代の変わり目に、北海道十勝を背景として取り上げられたことをうれしく思います。
 一回二回と観て、爽やかなオープニング、昔の酪農家の風景…これはこれで「令和」らしいと思うんだけど、それもムリがあるかな?
 草刈正雄の姿があまりにカッコ良すぎるとか、松嶋菜々子のばっぱひもが変だとか、戦後すぐの十勝ではコメのご飯は食べられなかったとか、突っ込みどころはたくさんあるんだけど、それはそれで楽しみながら観られそうです。

f:id:cannon:20190402122212j:plain f:id:cannon:20190402131535j:plain

 右の写真は昭和49年頃の我が家の牛舎。昔は酪農兼業でした。