続・山座同定

 12/20久しぶりに山がきれいに見えたので写真を撮り、それに山の名前を載せました。十勝幌尻岳の南側を見ていきます。なお、十勝幌尻の北側はこちら、また大雪山系を同定してみたのはこちらです。

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 岩内岳、岩内仙境はこのあたりにあります。山脈の第二峰カムイエクウチカウシ山は東面は有名な八の沢カールと呼ばれ、その険しさが駒畠からでもわかるぐらいです。過去に大きな遭難事故や熊襲撃事件がありました。下に出てくるペテガリ岳と並んで日本二百名山に数えられています。

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 コイカクシュサツナイ岳とヤオロマップ岳はピョータンの滝や札内川ダムのある札内川の上流に当たります。

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 ペテガリ岳は日高山脈の最深部に位置し難攻不落と謳われていたそうです。Cカールと呼ばれる断崖が駒畠からでも確認できます。かつて北大山岳部の遭難事故では8人が亡くなっています。

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 ソエマツ岳は、道道田豊頃線を上更別に向かう正面に見える二こぶの山です。北の神威岳、南のピリカヌプリとともに南日高三山と呼ばれてるそうです。

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 日高へ抜ける国道、天馬街道は野塚岳の麓を通ります。広尾、十勝港の東にそびえる秀峰は楽古岳です。坂本直行もよくこれを描いたと言います。こちらからは見えないけど希少な高山植物の自生するアポイ岳があります。
 日高山脈国定公園から国立公園へ昇格されるとのこと。北海道の土地が海外から狙われているという話を聞くので、この機会に国としてその変な野望を断固として阻止してくれることを祈るばかりです。