オレのYOASOBI

 星空に興味があり長年、星や惑星、彗星、流星などの撮影に挑戦してきました。ここ数年はマイクロフォーサーズ機を使っていたのですが、写る星の数がちょっと少ないなぁという印象で、肉眼で見える天の川などを撮ることができませんでした。
 天の川を撮るには、フルサイズクラスの大きなセンサーに、F値が2.0以下の明るいレンズが必要らしいのです。自分のシステムではほど遠いスペックが要るんですねぇ。そこであれこれ考えました。
 お金さえ出せばすぐにでも撮れます。でもそれじゃ誰でもやれることでおもしろくない…今まで長い間眠っていたEOS-20Dを使えないか。これに広角レンズで明るくて安いレンズはないかと探して見つけたのがEF-S10-22mmF3.5-4.5USMというレンズでした。F3.5だからちょっと暗いんだけどこれが手一杯というところでした。3月始めのことです。
 以来夜の星空に何度がレンズを向けてみました。

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 北の空のグルグルです。ISO3200で20秒露出を160枚ほど撮ったのを合成したものです。星の色が出ているのが良かったです。農場の街灯の明かりがいい変化を醸し出してます。

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 天の川は夏にもっとも濃い部分が見やすいのですが、今頃はそれが午前2時頃東の空に昇ってきます。たまたまその時刻に目が覚めた4月16日に撮ったのが表紙にした2枚目の写真です。天の川が肉眼でもはっきり確認できるきれいな星空でした。ISO1600で30秒の一発撮りです。織姫と彦星そして白鳥座のデネブの「夏の大三角形」が大きかったです。EOS-20Dという古い一眼レフですが、よく写ってくれましたよ。RAWで撮って、それをPhotoScapeXというフリーの画像処理ソフトで調整しました。ノイズを減らし明るさや色合いを調整しました。天の川がこれほどしっかり撮れたのは自分の人生で初めてのことでした…うれしい^^。
  これからも星空撮影に挑戦したいですね~、今度は何を撮ろうか…。