切手でたどる戦争への道

 切手でたどる戦争への道…これが今回のリーフつくりの目標だったんだけど、まだ勉強不足で持ってる切手も足りなくて、中途半端になってしまいました。今回はまず戦時中の普通切手のうち戦後に追放された切手を紹介します。
 戦時中の普通切手の図案は公募で決められました。「戦意高揚」が目的でした。政府と国民が呼応するように戦争を肯定し突き進んでいってしまったってことがわかりますね。

 

 

 「敵国降伏」の切手の勅額といわれるものは、福岡県筥崎宮(はこざきぐう)に現存します。もともとは元寇のことだったのですが、それが戦意高揚に利用されちゃったんですね。こんな敵意むき出しの切手、実際にはほとんど流通しなかったらしいです。
 また八紘一宇の塔も宮崎県の平和台公園にあるそうです。八紘一宇とは、「世界を一つの家にする」の意。大東亜共栄圏を目指す思想的根拠になっていました。GHQによってこの言葉の使用も禁止されました。
 次回は記念切手などを少し紹介したいと思います。